立志会では自発性、積極性を向上させる為に、特別な場合(年中未満、入会三ヶ月未満など)を除いて本人の意志で試験を受けられます。
八級以上の試験では指導の試験も行い、「伝える力」「相手の気持ちを考える力」も向上します。
・強さよりも人間性を重視
・年3回行う試験を受け、合格する。
・昇段試験は年一回実施
・日頃の練習の挨拶、返事、立ち居振る舞い、積極性、道徳力、指導力を評価
※帯降格について
昇級後、返事や挨拶をしなくなった場合は一時的に帯が降格することがあります。
しかし、級はそのままなので降格中も受験可能です。
※他流派で黒帯を取得している方の場合
十級(白帯)→三級(緑帯)→一級(茶帯)→初段(黒帯)の順に試験を行います。
三級試験はコンビネーションのみで、一級の試験から組手を実施。
帯の結び方(九級)
制限時間2分間
基本1(九級)
上段ストレート 中段前蹴り
基本2(八級、七級)
正拳中段突き 下段回し蹴り アッパー 上段回し蹴り
基本3(六級、五級)
上段前蹴り ワンツー 後ろ蹴り 後ろ回し蹴り
コンビネーション(四級〜一級)
コンビネーションの手順(PDF)
印刷して練習時に使用可
組手
指導(八級以上の少年部のみ)
・道場生に対し下記技を指導
・伝える力、相手の気持ちを考える力などを総合的に見る
各級の指導試験
八級:小さい子との組手(適切な力の加減、簡単な指導) 1分
七級:小さい子との組手(適切な力の加減、大きな声で指導) 1分
六級:上段ストレートを指導 2分
五級:上段前蹴りを指導 2分
四級:後ろ蹴りを指導 2分
三級:2人に基本を指導 2分
二級:大人1人に基本を指導 2分
一級:大人1人、子供1人に基本を指導 2分
初段:道場生の前で自分が空手で学んだことを話す 3分
級 | 帯色 | 帯の 結び方 |
基本1 | 基本2 | 基本3 | コンビネーション | 指導 | 組手 (六級から上段蹴りあり、一級からは顔面パンチあり) |
九級 | 橙帯 | 〇 | ○ | 1人 | ||||
八級 | 黄帯 | 〇 | ○ | 2人 | ||||
七級 | 〇 | ○ | ||||||
六級 | 紫帯 | 〇 | ○ | |||||
五級 | 〇 | ○ | ||||||
四級 | 緑帯 | ○ | ○ | |||||
三級 | ○ | ○ | 3人 | |||||
二級 | 茶帯 | ○ | ○ | |||||
一級 | ○ | ○ | 5人 | |||||
初段 | 黒帯 | ○ | 10人 |
採点について
日頃の練習評価、日頃の組手評価、基本、コンビネーションで項目毎に点数をつけて採点します。
今後の課題を本人、保護者の方に分かりやすくするという目的があります。
@日頃の練習態度(一項目10点満点) ※試験前に師範と奥範が点数をつけます
挨拶、返事、立ち居振る舞い、積極性の四項目で採点
A日頃の組手評価(一項目5点満点) ※試験前に師範と奥範が点数をつけます
B基本各技(10点満点) コンビネーション(一項目10点満点)
各級の合格点
九級 60/90点
八級 六級 四級 70/100点
七級 五級 三級 二級 75/100点
一級 80/100点
※二級、一級は「日頃の練習評価」、「日頃の組手評価」の点数が未達の場合は受験不可
※試験1週間前に採点
※一級、二級受験者で事前に実技に進めるかどうか知りたい場合は、必ず本人が聞きにくること
日頃の練習評価 二級 28/40点以上 一級 32/40点以上
日頃の組手評価 二級 12/20点以上 一級 15/20点以上
採点表の一覧(PDF)
黒帯取得後について
黒帯取得後、高校生以上は月謝不要で練習に参加できます。
指導員資格取得を目指すこともできます。
準指導員になりたいと申し出て、半年間道場で指導。認められれば準指導員になれます。
準指導員→指導員資格取得方法
準指導員として一年間指導を行います。
期間は一年間で最低20回以上練習に参加。(20回未達の場合は20回に達するまで継続)
試合の副審を習得。
下記「指導者の心構え」が備わっていること。
期間終了後、試験(子供全体を一人で30分指導)を行い、合格すれば指導員の免状を交付。
子供たちの指導などで得られるものは将来、色々な場面で力を発揮します。
簡潔明瞭で年齢に合わせた伝え方、人をまとめる能力、人前で話す能力など。
指導者の心構え
・指導者は強さよりも教育力、道徳力が問われることを常に意識すること
・人生、社会生活で大切なことや物事の捉え方を伝えられる言葉を持つこと
・私欲を優先せず、常に立場を考え、道場生のことを考えて行動すること